焙煎されたコーヒーは時間が経過するにつれて、風味や香り、コクがなくなってきます。
コーヒー豆自身のオイルでぐっしょりになって、酸化がすすんで不味いコーヒーになることも。
多くのコーヒーショップでは、焙煎されてから1から2ヶ月程度を賞味期限としています。
●本記事の内容
- そもそもコーヒー豆が劣化する原因とは
- キャニスターに必要な機能性
- 結局、いちばん良いコーヒー豆の保存方法について
コーヒー豆が劣化する原因
コーヒー豆が劣化する原因は主に4つ
- 酸素
- 紫外線
- 温度
- 湿度
酸素にはなるべく触れないように
空気中の酸素とコーヒー豆が触れると、コーヒー豆の酸化が進みます。
酸化が進んだコーヒー豆は香りや風味がなくなり、苦味やコクも落ちてしまいます。
よく酸味があるコーヒーが苦手という方がおられますが、もしかしたら、コーヒー本来の酸味と酸化が進んでしまったコーヒーを同一のものとしている場合があります。
紫外線に当たらないように
保存のときには直射日光はもちろん、室内の蛍光灯などの照明にもあたらないところでの保存が望ましいです。
温度は高温に気をつける
一度焙煎されたコーヒー豆は温度の高い環境化に置かれると、酸化がすすんでしまいます。
また、温度の変化の激しい場所も劣化が進む原因とされいます。
湿度(湿気・水分)を絶対に避ける
コーヒー豆劣化の原因は4つありますが、もっとも影響の大きい要因は湿度。
そう、コーヒー豆は水分によって著しく品質を落とします。
上の3点は気をつける程度で良いですが、湿度や水分は絶対NGです。
しかし、湿度による水分は、渋みやエグミなどの悪いマズさを豆に与えてしまいます。
保存場所は常温、冷蔵庫、冷凍庫どれがよいか
![コーヒー器具が収納されている](https://www.uji-blog.com/wp-content/uploads/2020/05/DSC00400.jpg)
2週間程度・・・冷蔵庫
2週間以上・・・冷凍庫
といった、方法を目にします。
しかし、私は、冷蔵庫と冷凍庫での保存はオススメしません。
冷蔵庫・冷凍庫での保存がだめな理由
豆がもっとも劣化する原因となるのは湿気による水分でした。
冷蔵も冷凍もこの水分をどうしても呼び寄せてしまいます。
冷蔵は取り出してすぐ、気温の差による結露によって容器はすぐに水滴がつきます。
冷凍も冷凍庫を開け締めするたびに発生してしまう霜によって水分を招きます。
日の当たらない常温に保存がいちばん
結局、日の当たらない常温が一番オススメできます。
しっかりしたキャニスターに入れて常温で保存。これでいい。
1ヶ月くらいすると、やはり味や香りは落ちますが、個人的には冷凍するよりも劣化は少ない。
キャニスターの必要性
コーヒー豆を保存するときに用いられるキャニスター。
上記の4つの原因を防ぐために適切なキャニスターを使いましょう。
密閉性
フタがしっかり密閉できるタイプのものが良いです。
パッキンがついているタイプや二重のフタを採用しているタイプが良いでしょう。
遮光性
光を遮るためにステンレス製や陶器でできたキャニスターが良いです。
ガラス製のものは見た目は良いですが、どうしても光を防げません。
ただしデザインもやっぱり大切・・・
キャニスターとしての機能性は必要なのですが、やっぱりコーヒーってオシャレに見せたいもの。
人目に触れる機会の多いキャニスターはデザイン重視になってしまうのも分かります。
デザインと機能性を両立した私のオススメのキャニスターは、
コーヒー豆の保存の必需品であるコーヒーキャニスター。 珈琲考具のキャニスターは見ためも良いし、機能性も良いです。 そして、コーヒー計量スプーンを収納できるという驚きのギミックを持ってます。 ●本記事[…]
【まとめ】コーヒー豆の一番良い保存方法
冷蔵や冷凍も試したものの、結局一番よい保存方法は、
もちろん、早めに飲むに越したことはないので、大量に買うよりも1ヶ月で飲み切る量を購入してます。
コーヒー豆もネットですぐ購入できるようになってきてるので、少しずついろいろな豆を買うのも、コーヒーの楽しみの一つになります。